映画・テレビ

2009.10.13

「クララ・シューマン 愛の協奏曲」

「クララ・シューマン 愛の協奏曲」@銀座シネパトス。
脚本としてのひねりはないものの、シューマンズキな私には嬉しい映画。

シューマンにかなり鬱入った頃から話は始まるのだが・・・

思うんだけど。
クララの本音。
ロベルトとブラームス、二人の才能をいくら認めていたとしても。
二人の触媒として使われるほうのクララ、生身の女性としては本当はたまったもんじゃなかったと思うんだけど・・・ロマン派的情熱をおのおのからぶつけられてもさ。
生活者として、母としては、「直接ふたりでやってなさい!」てトコ実はあると思うんだけれど。
もちろん、芸術家としてはおおくの刺激があり、クララは芸術家としての自分を抑えることはできなかった訳だけれど。

・・・なんか、男の人ってそういう所あるような気がする。うまく説明できないんだけど。
旦那も「なんか入院前の自分とロベルトが重なる・・・うぉぉクララ~」と悶えてたし(意味不明)。

この映画でちょっとわかった、クララになる秘訣。
本気で対象を「見る」こと。
大きすぎる才能は、もしかしたらすぐには「理解」できないかもしれないけれど、ただ「見る」「感じる」こと。

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この間の「勝間和代×香山リカ」のアエラ表記を見て、「ん?攻めは前に表記するんじゃなかったっけ?」と思った私はオタクでしょうか・・・いやあ一般常識だよね?!

ちなみに今ウィキを見たら、 BとCがお互いにAに恋愛感情を抱く関係は「B→A←C」と表記するとか。「ロベルト→クララ←ブラームス」って使い方かな。

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2009.02.01

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(ネタバレ注意)

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」@MOVIXつくば試写会。
久しぶりに長めの映画。長め映画スキ!
だって人生だもんね。長くないとおかしいよ。

(以下ネタバレ含むので注意)

私はこれ、小説の「アルジャーノンに花束を」を連想しましたが。
どんどん明晰さ・自由を手に入れていくところ。
本人にはそれが経過していくものだと自覚があって、人と違う、という自意識の故、哀しみがつきまとうところなんかがね、なんか連想しました。
後で知ったけど、原作はフィッツジェラルドなんですね。

人が人生の中で本当に手に入れられるものは何でしょう?
と問いかけるお話です。

仕事柄、最初の方のパートも楽しくみましたが(笑)
そうそう、7回雷に打たれた雷おじさんのエピソードだけど、7つ?あったかな?
6つぐらいまでしか数えられなかったな。あの挿入はいい味でしたね。

あとスキなのは、ロシアのホテルの密会のパートです。
夜、皆が寝静まったホテルで、ガウンを羽織って、約束しているわけでもなくただ会ってお茶して、話がつきない、みたいな恋のかんじ。
キャビアとウオッカ、ひとから教えてもらう新しい味。
人生にはこういう隙間もあるよなあと。

ひとにめちゃめちゃ薦める!というわけではないですが、
私はスキな映画です。

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昨日寝しなにipod touchであれなんだっけ?って調べものしようとググったらどこにも全然飛べなくてびっくりしたよ。
トラブルだったんですね。
ヤフーから飛んだけどね。ちょっと考えちゃったよね。自分のグーグル依存度にさ。

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2009.01.08

女子諸君!

あ、そうだ、フィギュアスケートも生で観てみたいんだよね。
チケットなかなかとれないけど。。。

年末の全日本フィギュア女子フリーは、スポ根少女漫画のようで、ナナメ見してたのにいつのまにかつい乗り出して見てた。

6分間練習のリンクに出る前の気迫とオーラに、ダンナに「この練習ってけっこう大事なんだよねー。自分の調整と確認の他に、他の人が技決めて拍手もらったりしてるのを気にしないとか、、、これだけの選手とコースとスピードだから、ぶつかりそうになるのも当然あるしね」などと解説していたら、、、ぶつかってしまって。まさにスポ根少女漫画。

私は中野友加里選手のスパイラルのときのホホエミがスキで、「このヒトこんな可憐っほいけど、ふだんはぜったい恐いしキビシイヒトだと思う」(注:だからスキ)と語っていましたが、あのフリーでは精彩を欠いてしまって残念でした。

このときは、村主選手の創る世界が良かったですよね。
こう、、、昔は濃すぎて、演歌系とまでは言わないけど、こう自分には添わないなと感じていましたが、このときは非常に(創る世界の方向は変わらないんだれど)訴えかけてくるものがありました。
キャラは変わらない?と思うけれど、、、何かが彼女の中でつきぬけたんでしょうか。
・・・モロゾフコーチ恐るべし。

あと、この時じゃなかったと思うけど、伊藤みどりさんの解説の時、浅田選手に「跳んで! やった! 」と言ってじーんとしているのが可愛いと思いました。
本当にフィギュアを愛しているんだなあ、って感じで。

人生何十年にもなると、人とぶつかったり傷つけたり傷つけられたりスポットライト浴びたり泣いたり笑ったり後進の活躍を見てじんとしたりイロイロあるものだけれど、あのヒトたちはすっごく短い時間に、それを見せてくれている。
やっはり一度ぐらいは生で観てみようっと。

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2008.08.24

「女がやる役の選択肢は魔女か子猫しかないのよ」by SATC

「Sex and the City」映画版初日。
TV版は2~3シーズンぐらいまでしか追ってなかったけど。
いやー、良かった!DVD出たら買うな。

それにしても、サマンサ尊敬するわ・・・いや、マジで。
オトナになってやっとこの人の凄さがわかってきた。

ファッションとかブランドとかNYとか(興味の無い私も目の保養として)ディテールも楽しめますが、まあ愛と友情の物語です。
キャリー引越しの時に、TV版イントロの服も着ますが、私もスクリーンの友人たちと一緒に心で「TAKE!」と叫んだな。

そして、女性ならいちおう考える「4人のうち自分は誰タイプだろう」という奴ですが、私は・・・(悔しいけど)「ミランダ」ですね。
サマンサみたいなパワーが欲しいのだが!!
(ダンナもそう言っていたところがまたイタイ)

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それにしても雷雨の日が多いですね。
昔は雷雨の後って空気にスッキリ感を感じたんだけど、最近は雷雨の後も、昔ほどの洗われ感が無いというか、、、熱帯のスコールちっくだよね。まだ空気が重めなの。
まあ、もう涼しくなってくるよね。

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2007.09.18

残酷な天使のように その弐

物語の定型の美しさ、ということについてもうちょっと考える。
定番だけど、どれだけ型の中で美しさを競えるかという世界。
昔ばなしなんかもそうですね。
水戸黄門とかコロンボとか、物語の構造はいっしょなんだけれど、、、いや、いっしょだからこそ、どんなアイテムがあり、どんなデキゴトがあり、どうおしりにもっていくかに、はらはらする。
「007」もどうやら同じみたいだ。
解決すべき課題が提示され、Qの発明アイテムがあり、北朝鮮とかパイプラインとか舞台は変わっても主人公はその持てるべき能力を発揮し課題はクリアされ、最後はボンドガールと仲良くして終わり。定型の美がある。

エヴァンゲリオンは逆だ。
旧劇では、いろんな謎をつっこんでおさまりをつけなかった。
でも、それはそれで楽しめてしまった私たち(集合)・・・!を、発見させてくれたところがエヴァの一番の功績があるんじゃないかと思ったな、今回は。

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今年は本当に暑くて「エヴァみたいな世界になっちゃいそうだね」と言い合った。
椋鳥が遠くで鳴いている。

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2007.04.21

「ハンニバル・ライジング」(映画のほう・ネタバレあり)

これは、レクター博士の狂気のほうのルーツは表現できているけど、知のほうのルーツは全然表現できてないですね。
残念。というか、映画、、、短すぎる。
長くてもいいから、エピソードこってりにまとめてほしい、、、と思うのは私だけ?
さいきんの映画はみんな短いよね。不満です。

小説のほうでは、家族での生活、知識や解釈の愉しみといったあたたかいものから、容赦ない戦争へ、飢え、残虐への対比がくっきりと描かれてあって、それがあの本のページが舞う雪のシーンなわけだよね。
で、ミーシャは最後の守るべきものであったわけで。

絵・音楽的にも前作「ハンニバル」の方が好みです。

それにしても、日本文化への理解度ってあんなもんかね?
レディ・ムラサキ(レディになってましたね)はよかったですね。まさに男の考える未亡人の王道って感じで。

つづきはまた7年後ぐらいであろうか、、、?

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2007.02.04

「幸せのちから」(ネタバレ注意)

これを観た後、ルービックキューブがしたくなった。
当時は難しいものとされていたんですねえ!
(私、しんけんにやれば3分ぐらいで出来る←ちょっと自慢)

「幸せの追求」。独立宣言にもあるというこの言葉。
ここで言う「幸せの追求」は収入を得るための職を確保するための努力だけれども、「幸せの追求」は権利であって自然に付与されているものではない云々・・・という言葉が、痛い。
これ、逆に読むと、努力しないものは職とか適切な収入が得られるとは限らないというハナシですね・・・
アメリカン・ドリームの形をとっていても、逆アメリカン・ドリームも透けて見えて、切ない映画。

でも、わんわん泣くという絵でもなく。
もっと研修時代のがつがつしたがんばりとか、辛さとか、コネをつけるためのテクとかをこれでもかというかんじで見たかったな。そうすればラストにカタルシスが得られたのにな、と。

あと何気なく描かれているけど、教会という場の厚み(ゴスペルでの癒しあり、奉仕あり)を感じるよね。
日本でこれにあたるものは何処だろう?

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日々、せっけんを探して彷徨っている、、、ことは前にも書いた。
今回のせっけんは「MARKS&WEB」。
オシャレ系おねーさんたちのブログを見てかなり気になっていたものの、ショップが近くにないのでWEBで購入。

いや、、、なかなかこれがまた。
使い心地、コストパフォーマンス、パッケージのあっさり加減と自然派なコンセプト。
まさに「今」なかんじで。
私のスキなスプレー式化粧水もラインナップにあるし。(←重要)

ささやかですが幸せです。

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2007.02.03

湯婆婆にサービス業の真髄を見る

いやー、湯婆婆すごい。
「千と千尋の神隠し」ですけど。
湯婆婆みたいな経営者がいる会社にだったら、まちがいなく投資するなあ。

何がすごいって、
・どのようなお客様にも不快な思いをさせない
 →オクサレ神さまの来訪に鼻をつまむ千を叱る

・専門分野への豊富な知識と適切な対処術
 →オクサレ神さまのトゲをとるべきという判断
 →他の従業員の手に負えない客の場合、
  ちゃんと出てきて始末をつけようとする

・従業員への適切なインセンティブ
 →「今日は一本つけるよ」

・お客様でも許せるラインと許されないラインをきちんとひき
 それに対処できる
 →カオナシへのファイヤーボール

ただ、湯屋はあのくらいの規模までが限界ですかね、、、
湯婆婆の下の役職で動ける人材層、あまり厚くなさそうだもんな。
チェーン展開?するにはもうちょっと部下を育てないとね。

・・・「千と千尋の神隠し」は見るたびに新しい発見があるね。
石畳の苔のかんじなんて、泣けそう。
前のレビューはこちら

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今日、近所のパン屋「C」で昼ごはんを買おうとしたら、
入場制限がありかなり待たされる。
店内すいてきたのに、「小さいお子さんもいらっしゃるので」と言ってなかなか入れようとしない。

やっと入ったはいいけど、レジも入口もすごく並んでいるのに、レジ係の子のお包みのこれまたのろいこと!
パンをひとつひとつ入れるのも遅ければ、取れたセロテープをもういちどぐっぐっとつけようとしたりでイライラが最高潮に!
そのあまりのたらたらした加減にキレて「すぐ食べるんで適当に入れてください」と奪って帰るのであった。

なんつーか、日本のサービス業のよさに慣れちゃって、たまにキレる。
結局、個人の資質とシステムのありようのかねあい?
外国だとけっこうありがちだけどね、とダンナにいさめられる。

最後は、並んでまでパン買いたかねーよ、とヤンキーのように叫んでいたよ。。。
でも頂いたトルティーヤはおいしくて、また行ってしまいそうな自分も居たり。

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2006.12.14

「プラダを着た悪魔」(ネタバレあり注意)

キレーなものは純粋に見て楽しいな~「プラダを着た悪魔」
「戦闘態勢」のどたばた(スタッフがつっかけをプラダのピンヒールに履き替えてるディテールとか)から、ミランダがファッショナブルなコートとバッグを、アンディの前に短い指示とともにどさどさ置くカットワーク。引き込まれましたね。

まあでも、メリル・ストリーブ演じるミランダは、悪魔というより、
何かに身を捧げると、どこか人間らしい部分を削らなきゃ達成できないものもある、そんな感じだよね。
それをひとは悪魔と呼ぶのでしょうな。
だからかな、主人公アンディより、ミランダ、そして第一アシスタントのエミリーの方がよほど共感がもてたし、人間的魅力を感じました。
(きっと、そういう歳まわりなんですね私が・・・)

特にエミリーが、アンディ帰ったあと「仕事大好き仕事大好き」と
呟くさまは、涙なしでは見られないほど。
ミランダが、エミリーに机の上にコートとバッグを放り投げた時は
思わず、それを見たときのエミリーの気持ちを考えてしまって
切なかったね。

アシスタントの仕事は、これを仕事と呼んで我慢して
仕えているなら、まさに魂を売ってる、ような気がするのですが。
彼女たちの方が、ブランドを着た悪魔っぽい気がする。

・・・主人公アンディはさー、最後の職場放棄が許せないな。
「立つ鳥、あとを濁さず」という日本のことわざを教えてあげたい。

ストーリはいまいちかな、と思うけど、メリル・ストリーヴの演技と
ディテールが楽しい映画です。

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2006.09.30

「フラガール」な街へ

「フラガール」な街へ

って言ってもまだ観ていないけどね「フラガール」。
地元の盛り上がりはたいへんなもののようで。

「いわき市石炭・化石館」は立坑エレベーターと模擬坑道が面白い。
しかしダンナはドイツ博物館でめちゃめちゃ長い坑道を体験しているらしく、「それに比べれば可愛い」と。

その後は「白水阿弥陀堂」を拝観。
ミドリガメが池でのびのびと甲羅干し。
平安時代の仏様も良いお顔。
もうちょっとしたら、きっと紅葉がきれいだろうな。

その後「ら・ら・みゅう」でお約束の海産物を買い、
ホタテラーメンを食べておなかいっぱいになる。

・・・

それにしても「フラガール」、観てないけど。
あらすじ見ただけで、うるうるしてしまう。
やっぱスポ根・その道追求系には、、、あらがえない自分。
あと、ひとりレッスン室?で踊る松雪のカット、かっこいいですね。

どの映画にもよくある絵だけど、あのレッスン室で、窓から光が
さして、逆光の中、埃が、ひとのうごきと、光と、舞うかんじ。
ああいう絵に弱いんです。(と、自分のツボを晒しておわる)

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