アニメ・コミック

2010.04.08

追悼 佐藤史生先生

佐藤史生氏のことを書こう書こうと思っているけど、うまく言語化できない。
そして昨日から「ワン・ゼロ」を読み返している。

この人の描く世界は、エキゾチック。そして不思議なキレのあるかっこよさ。
ただし、SFといえば真っ先に思い浮かぶような秩序あるSF的世界ではなく、アジア的混沌をはらんだ未来。
そして、今読んでも何故か「新しい」感じのある未来へ連れてってくれる。
旧トーキョー、ルナシティ、シリンの舞、アイツービル・・・

主人公キャラもいいんだよね。
ひょうひょうとして、わが道を行く系のメンツが多くて。
七生子ちゃんなんかも思春期にささるキャラだったな。

「わかんないけど

 なんだか
 背景が
 ぐるっと
 動きだす感じ

 おれ自身は
 まったくへんてつもなく
 立っているのに
 
 まわりの
 世界が-」

(ワン・ゼロ 小学館文庫より)

あの頃の「プチフラワー」って当時はすごくオトナなかんじがしていたけども、やっぱり、こういったSF・ファンタジー系の独立独歩のキャラや、男性主人公や、依存的でない、恋愛にうつつをぬかしてばかりではないキャラ、(恋愛を描いていても人間性・関係性を深く掘り下げているような・・・)そういう主人公が多いことで、なんかいろんな世界の広さ深さを垣間見せてくれてたような気がするんだよね。
それって無意識にすごく影響を受けていたかもしれない。
なんかうまく言えないけれど。

ご冥福をお祈りいたします。
今日もあなたの世界で遊んでから寝ます。

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2009.12.21

萩尾望都原画展、聖地チベット展

これは絶対見逃せませんです!
萩尾望都原画展@池袋西武。さいきんなんだか池袋西武のとりこだ。

望都サマ(やはりモトサマ、モーサマと呼ぶしか・・・!)の描くバレエ漫画は本当に美しいです。
特に男子の骨が・・・!骨格が・・・!

80年代の少女漫画好きを自称する私としては当然押さえている方なのですが、「プチフラワー」か何かの連載で、ゆで卵を割ったらひなが孵ってた・・・という絵を見てトラウマになり、しばらく卵を割る時身構えてた記憶もあったりします。あの話は「エッグ・スタンド」でよかったんだっけ。その部分の原画はなかったので不明。

それにしても、カラー原画がなんて美しいの?!
水彩のにじむ美しさ。
赤は深くてビビットな赤。
セピアがかったランプトンの絵。
背景に描かれる波の描写。

展示も、導入部分から原画が展示されていて、展示を追っていくと、ストーリーを知らない人でも引き込まれるんじゃないかな?
ダンナをつきあわせたのですが、知らなくて「ハギオトモ?」とか言ってた奴が「ポーの一族買って」というまでに。感涙。

帰って「ポーの一族」熟読・・・。
「-ときをこえて
 -遠くへいく?」
なんて、誘われたら今でもどうしようかとくらっときてしまいます。

もう一つ、聖地チベット展@上野の森美術館も見に行く。
チベット問題と絡んで、見に行くのもどうかという議論もネットで見かけたので悩んだけど。
展示物、素晴らしかった。
カーラチャクラマンダラに惹かれる。

そういえば、池袋西武の上にある「ニコラス」のピザは私の故郷「ピノキオ」のピザの味に近い。昔風のピザの味。

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2009.12.07

日々はまた

もう12月なんて早すぎる・・・!
今年の目標がほとんど、、、体重に至っては逆に、、、(爆泣)

さて。
またバタバタしてまして。
面倒なので箇条書き。


新美容院開拓。活気があってアタリだった。
「漢方カラー」に初挑戦・結構いい感じ。
はじめはヘナで探してたけど、これもなかなか良いね。
(縮毛もカラーも人生の半分以上ばりばりにやってきて、今さら地肌のことを考えるのだ)


「テレプシコーラ原画展」@池袋リブロ に足を運ぶ。
とは言っても原画10枚ぐらいかな。
「遠慮なんてするもんかー!」のコマ、コミックスでは気付かなかった皆の表情の描き分けがされていて感動。
からだの線がここに決まるまでの葛藤、、、あるんだろうけど、 感じさせない。
このラインしかないってところに納まっている。
細くて強い線。繊細なトーン使い。素敵・・・

ちなみにフィーヤンの原画も展示されてて、つくばからわざわざ足を運んだ身としては非常に嬉しい。
漫画描きって、結構コンピュータ化されてるかと思ってたらそうでもない?
あのサプリの先生は、山岸先生とは逆にトーンがずれずれだけど、それが出版サイズになると縮小されていい味になっているんですね・・・


マダムYつくば来臨。美人だニャー!近所のイタリアンAで乾杯!
ランチには行ったことあったけど、夜は初めて。
けっこうワインの種類あったな・・・ドライバーなのでぐっと我慢を。

・・・

さいきんまたへんな夢が多い。

おとといは、「地球交響曲」のカントクが、実は大学時代の先輩だったという夢を。
イミわかんね。・・・また何か転機が近いのかな。

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2009.09.23

「3月のライオン」を女子力強化のテキストとして

最近(また?)女子業務を怠りがちなので反省しつつ佐野のアウトレットモールへ。
なんか以前よりかなり価格帯安い・・・!ぬぬぬ。
メーカーもプライドより、今生きのびることを取ったのだね。
服とか靴とか下着とか化粧品とか、、、いろいろ買ったらすっきりした。

そう、「3月のライオン」羽海野チカ先生ですが、あの古い家の描き込みが最高ですね。
主人公の住む街の風景と心情、黒キャラの香子、なんだかどんどん引き込まれていきます。

実は、3巻を読んだ勢いで思わず「ハチミツとクローバー」をひっぱりだして読み出したら、ぶっとおしで読んじゃってラストで号泣しそうになった・・・何か、ぱらぱら一巻ずつ読んでた時より一段深く感じ入ってしまって。

羽海野作品のスキなところ。
「そういう生き方を選ばざるを得ない人たち」の苦悩と覚醒。
自分の能力への問いかけ、ひとと関わって生きていくことへの取り組み。

うん、こんな世界を何百円で見せてくれているなんて悪い気がするほどです。
(はじめ「将棋?」とか思って買わなくてスイマセン;)


それにしても香子の女子力・・・スカートの丈とすね、サンダル脱いで足あっためるシーンとか、細いチェーンの時計とか・・・もっちり系三姉妹もいいですが、私はこっちを見習いたい。

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2009.08.10

どうしてこんなに(ネタバレ注意感想ダダモレ)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」。
どうして4回も観てしまったんだろう・・・いや、後悔はないですけどね・・・エヴァです。

1回目は初日、まあ、これはお祭りだから押さえて。
2回目は、序がテレビでやる前に破の衝撃の再確認を。
3回目はまあレディスデーにお休みだったから。
4回目は、オリラジ中田さんのよしもとオンラインがおもしろいよ!とダンナに勧めて一緒に見てたのに途中で寝たので軽く怒ってたら「もう一度観る?」と。(ダンナは2回目)

タンピンで乗り込む時は、オタクと思われたくなくて、ついいつもよりОL寄りルックに。
でもまあ・・・どう思われても、ね。大画面で、あのクオリティで、あの世界に浸れる気持ちよさの方をとりましたよ。

それにしても、4回目にしてまだヒアリングできてない所がありました。第7使徒一撃目のミサトさん「違う!デコイだわ!」とか、第8使徒のレイ「弐号機コアを」とか。デコイって知らなくて検索しました。

あとペンペン・・・これからQでやばい状況になった時に、ミサトが日本海洋生態系保存研究機構にペンペンを預けにいく姿が見える・・・ミサトのお父さんの同級生がそこの研究者で。やばい、脳内で一本脚本が書けそうw
他の脳内脚本では、アヤナミマキナミシキナミは、皆互換性のある(レイみたくかわりがいっぱいいる)生物なのでは疑惑。だからマリの「乗ることに悩む人間なんているんだ」とかリツコの「バックアップがあるのよ」という発言になるのでは・・・とかね。でもそうなるとシンジだけがよく解らないけど、だから初号機だけ大事にされてるのかとか。

今回映画をしみじみ見て、テレビって贅沢に時間を使っていたんだなあ、と思います。
アスカ×レイエレベーターとか、初号機初陣の「エヴァは?」のあとのずしーんとでてくるまでの間とか。男の戦いは加持スイカの方が良かったけど、破の設定では加持が現場を離れている理由がないのでしょうがないんですね(←知らない人には呪文のような文章ですよね)。

それにしても初日はともかく、ほかの日はエンドロールの途中で出て行ってしまう人がやっぱりぱらぱらいるんですよーーー!
何度止めようと思ったことか(笑)だって「サードインパクトが始まるのよ・・・」と思っているのと「アスカ・・・?!Q・・・?」って思っているのと、全然読後感が違うから・・・!!!!
こんなに情報洪水の中でも、そういう人がいるんだなーって。

情報洪水といえば、公開前はすさまじい情報統制だったみたいですね~。2ちゃんの公開前とか、よしもとオンラインでの氷川竜介さん(エヴァ×サマー計画見てるうちに親近感わいてきた)の発言とか。まあそういう一連の動きがエヴァなんですよね。楽しみました。
あれから月日を経てのこの洗練。物語の取捨選択が大人の証。体力勝負で頑張ってほしい制作陣!!

希望。マギシステムがスキなので、マギリツコマヤのあたりの話も入れてください。

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2009.02.16

跳べよペン!

漫画も本も、ひとよりは多読めだとは思うけど、頭に残らないタイプである。
ささっと読んで、次が欲しくて、ふわふわと感動した記憶だけがのこる。

この間も「ピアノの森」を読んで、「あーーーじれったい、早く決勝を読みたいのに・・・」ともだえていたら、「読むのは一瞬だけど、描くほうは魂削ってるんだ!」とダンナにさとされる。君は漫画家か?

本当に、いい作品に会うと続きが早く読みたくて。

もうすぐ「ヒストリエ」「ヴィンランド・サガ」も出るみたいだし、佐々木淳子さんの「ディープグリーン」のように昔からのテーマをまた違った風呂敷で展開してくれるのも嬉しいし、青木光恵さんのエッセイ漫画も読みたいし(エッセイ系はまとまるのが遅いのが玉にキズ)、小池田マヤさんには4コマアラフォーもの描いてほしいし、佐々木倫子さんの「チャンネルはそのまま!」は人物はやっぱり佐々木キャラなんだけどガチで面白かったし、「まいあ」は待ちきれずスワンマガジン立ち読みしてるし、あの人にはあれ、この人のこのテーマ読みたい、と、ココロはいつも漫画の編集、フィーヤンののぶえさん状態である(※会ったこともないのでイメージです)

小説は、続き読みたいと思うほど飢餓感をそそるものがないなあ。
ばななさんの「王国」のその4は待ちかねて楽しみだけど。

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今更だけどウィキの人名検索がおもしろい。
最近「森永卓郎」で検索して笑いました。

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2008.07.10

安野モヨコさん、ゆっくり休んでください

なんだか今更ながらひそかなエール。

あの秋葉原事件の報道で、ふと「働きマン」がよぎった。
「テレビでも観るような顔で携帯のシャッターを押し続ける人々」
そういう描写の回があったよね。
今の時代のこのざらっとした感じにずっと前から気付いていた人。

・・・安野モヨコさんは不思議な作家だ。
スキな作家さんと聞かれても、自分の中からは名前が出ないのに、何故か、家には沢山本があり(ニッキ本まで・・・)
主人公の叫びには、かなりの確率で同意できてしまう。

「服がない!」
「あたし、仕事以外のスキルって上がってんのかな」

そして、安野さんの凄さは観察力とデザイン力に顕著だとおもう。
ファンタジー系のカラーページは本当に美しくて。
あと、モノ(グッズ)のミクロな描写も素敵だ。

「オチビサン」のようなタイプの連載も積み上げていくとどんどん凄みがでてくるんだよね・・・サザエさんのように。
途中途中の評価や反応は薄いかもしれないけれど、私は、あの色合い、季節の切り取り方、可愛らしいなあ・・・としばし朝の目を休ませています。

作品を生み出す才能は、きっとその観察力とか感覚の鋭敏さと表裏一体のもので、とても疲れてしまうのだとおもう。
ゆっくり休養してください。
そして、復帰作を楽しみに待っています。

・・・

松方弘子は無意識に頑張りすぎちゃう、、、というかやりすぎちゃうところが他人事とは思えなくて。
いや、、、なんかやらなきゃいけない位置にいつのまにか自分を追い込んでるんだよね・・・
勝手に共感。(いや、あんなに働いてはいないが)

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2008.04.29

「MOONLIGHT MILE」

「MOONLIGHT MILE」太田垣康男氏。
今、どっふりはまっています。

コンビニ版の二巻だけは読んだことがあって、そのときは「ふーん?」って感じでわかってなかったんだけど、ダンナがコンビニ版の一巻を買ってきたらイッキに話がつながって急に盛り上り、今回出た16巻までイッキにそろえて寝しなににこにこしながら読んでいます。
というか、この話は第一話が全てにキイてくるので、第一話を押さえておかないとだめだったのね。

私のツボ直球ど真ん中、SF&男性ふたりの生き様モノ(というカテゴライズで正しいのかどうか)。
かたちを変えた登山モノでもあるのでしょう。
描かれる世界観も、中国&アメリカの大国っぷりが「本当にこういう方向に行きそう・・・」とリアル。
でも、ひとの持つ欲望とか感情がすごく上手く描かれていて。
性描写がオレ様系なのだけちょっと気になるかな。
あと、月には女性BSもけっこう居たのに、理代子がなぜ一番なのかもちょっとふに落ちないポイントではある。
でもでもやっぱりスペースドラマで面白い。スペリオール立ち読みに加えるカモ。

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は!気付けば漫画話三連投!?
女子として反省。

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2008.04.13

眼鏡女子とどろどろ女子

鹿児島のラジオで、原田知世さんのカヴァーした「マレーネの肖像」を耳にした。
むちゃむちゃ懐かしくなって、スザンヌ・ヴェガのファーストアルバムを今、車でヘビロテしている。
このアルバムは全部良いけど、特に原田さんもカヴァーしている「Marlene On The Wall」がスキなのだ。
この歌詞世界が、健気に戦う女って感じでカッコいい。
へたくそな英語で「changing...」なんてよく一緒に口ずさんでいたものだ。

前にもちらっと書いたかもしれないけれど、アコースティックギターいっぽんの眼鏡女子の世界に妙に弱い。
スザンヌ・ヴェガとか、リサ・ローブとか。
どっちもファーストが一番好みの世界観が煮出されている感じで、スキだ。

ピュアめで、でもこのままじゃ駄目だから変わらなきゃ、というコトバのかずかずは、あの頃の私に妙にシンクロした。
私だけじゃなく、きっと若い頃浸りがちな考えなんだろうけど。


こんなピュアさとは逆に、どろどろも何故かどうしてスキなのだ。
私のどうしても離れられないどろどろは、こやまゆかりさんの「1/2の林檎」。
知らない人には何ソレ?って感じだと思うけど、まあストレスたまった時、満喫とかでイッキ読みしてみて下さい。
違う世界に飛べます。(ある意味・・・)

特に、奈津子のコトバや手段などの老獪なテクニックが、上記のピュアめ女子達と同じ人類とは思えないほどです。
いやー人間って混沌だよね。ひとりの中も混沌だしな。(含む自分)

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2007.07.21

美内すずえと「ガラスの仮面」展

美内すずえと「ガラスの仮面」展@世田谷文学館。
・・・すげー!
楽しすぎだ・・・

原画はどれも美しくて食い入るように眺めてしまったのだけれど、特にスキになったのは
「母さん/ごめんね」だったかで始まる赤のバックにマヤちゃんの絵。
この絵、モノローグ、まさに少女漫画の王道ですよ。

「ガラスの仮面」でマイベスト局面は、一時マヤちゃんがTVにばんばん出て人気が出るんだけれど、ライバルの罠で失脚してしまって、それを知った亜弓さんがライバルに舞台で実力の差を思い知らせる、、、という一連。
ああ、実家に帰省したときイッキ読みしそうな自分が怖い。
昔の「花とゆめ」も読みたいなあ。

速水さんか桜小路くんに行くかという問題ですが、私なら黒沼先生だな。
マヤちゃんは紅天女を演るうちに男とか女とか超越しちゃう方に100ペセタ(←古)

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