« ワンドの2とソードの10 | Main | 初春や »

2008.12.22

「住宅喪失」「金融大崩壊」そして「信用偏差値」

年賀状を書く前に、今年はどんな年だったかなーと
このブログを見直してみたけど、なんか今年、
デキゴト系は全然書いてませんね・・・?。
「十年女性健康手帳」の方を見直してみたよ。

ともあれ、帰省本の買い込みに入っています。
帰省する前に読んじゃう本も多いんだけどさ。
さいきんは、タイトルにもある本を順々に読んで戦々恐々としてしまった。自分で言うのもなんだけど、この順番・・・絶妙です。

◇「住宅喪失」島本慈子氏 ちくま新書 2005

「ただ、かつてもいまも共通していることはあり、それは何に
 つけても経済が優先という思想である。国民の居住権は、こ
 の国の住宅政策において真摯に検討されたことはない。
 労働においても住宅においても、日本の政策はアメリカをお
 手本とし、アメリカを追いかけている。」p8より引用

まるで今が見えているかのような記載。「「信用」の機会不平等」への言及。「国会会議録はおもしろい、国会議員の発言で検索して」とか、きっとどろりと流れていくおかしなことに異議を唱えられるひと。この著者の他の著書も読んでみたくなる。


◇「金融大崩壊」水野和夫氏 生活人新書 2008

経済わかんない私も目からウロコでページを折りまくる。
今、必読の一冊でしょう。

「アメリカはクレジットカードなどから消費者ローンまで、金融
 サービスが高度に発達した社会で、その返済履歴に延滞が
 あるかなどの情報をもとに、消費者一人ひとりの信用度が数
 値化されています。その数値が一定以下のグループが、サブ
 プライムに分類されます。」p44より引用

「サブプライム」の意味をやっと正確に知ると同時に(遅い)ああ、本当に今は「資本主義が始まって以来の危機」なのねと理解する。


◇「信用偏差値」岩田昭男氏 文春新書 2008

「社会生活で信用証明として発達したクレジットスコアが今や
 社会の格差を広げ、固定化を助長する最強の仕組みになって
 いるのだ。しかし、米国人は、二十年前からこうした状況が
 つづいているため、それを「悪」とも感じなくなっている。」
 p172より引用

信用情報と信用格差社会。・・・くれぐれもアメリカモデルをそのまま持ち込むのは避けてほしいところです。

---

なんだかんだで今年ももうすぐ、年の瀬。
すべてのひとに暖かい眠りがあればいいとねがう。

|

« ワンドの2とソードの10 | Main | 初春や »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9635/43498041

Listed below are links to weblogs that reference 「住宅喪失」「金融大崩壊」そして「信用偏差値」:

« ワンドの2とソードの10 | Main | 初春や »