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2007.04.01

月に祈れ

猫の屍骸を
車窓のはしにとらえる、夜

うすく開けた窓から生きていたもののにおい

なぜ悲しがるのか
今もたくさんのいきものの屍骸を
食らっているのに

踏み越えているのに

ごみにしているのに

桜は散って猫を覆うだろうか
まだ私は覆わないだろうか

ぬるい暗夜におぼろ月が浮かぶ
みんな月に祈れ
願わくば
朽ちる前に誰かの栄養になれんことを

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

いや、春はいつも暴走ぎみなんです。
こんなかんじで。

春はやっぱり生と死を強烈に意識しますよね。

Posted by: minanao | 2007.04.04 at 08:27 PM

美しい言葉使いですが、内容がちょっと怖い
感じがしました。何かしんどい事とかあったのでしょうか?

Posted by: にゃんこ | 2007.04.02 at 09:22 PM

人が朽ちるなどという言葉
もう死語になって久しい
宿業の炎に焼き葬られ
月夜を曇らせる煙となる

私から排出された二酸化炭素が
愛する人を包み込み
もう戻ることのできない
輪廻転生を繰り返す

Posted by: ひー | 2007.04.02 at 12:02 AM

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