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2006.07.09

「鳥図明児」再読

鳥図明児の前に鳥図明児なし。
もちろん後にもだ。
(「ととあける」と読みます)

「水蓮運河」。
こんな空と空気が描ける人はいない。
空をひろく取った構成の風景。
空の線が最高だ。
こちらに持ち込んだ、大事な漫画のひとつ。
(こっちに引っ越すとき、かなり取捨選択したので・・・)

エキゾチックな絵柄。
「水蓮運河」の主人公、みなしご混血の「東河」。
主人公はだいたい孤高の人。
また、登場人物の個の強い描写力も、ただものじゃない。
David、ラジクマール、骨董屋主人、波宇流、竜威、、、

リアルタイムでみていた頃、
「虹神殿」は「日出処の天子」アジア版じゃん?
と思っていたけれど、どうしてどうして。
全く違うところに着地していく。

描かれているのは、
自分に納得していく過程。
世界のなりたちを受け入れていく過程。
痛みを感じながらのしたたかさ。
あと、、、あと何だろう?音楽のような空気をつれてくるかな。

幼いある時期、確実に私に沁みこんだもののひとつ。
きっと私の1%程度は、鳥図明児の漫画でできている。

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